2014年6月30日月曜日

Chromecast(クロムキャスト)でGoogleドライブを使わないプレゼン方法。

会社の会議室のモニターに、Chromecast(クロムキャスト)が刺さっていた。
昨今話題の機器だ。きっと新しいモノ好きの同僚が入手したものだろう。

Amazonでの紹介はこちら

簡単にいえば、

「ウェブブラウザである「Chrome(クロム)の画面を、無線LANを通じて、
絵、音共にモニターに映し出す機器」

だ。

ここ最近はやりなので、基本的な使い方や、スタート時の設定方法に関しては、
たくさんwebで紹介されている。

グーグルなどで「クロムキャスト 設定方法」などで調べれば、いくらでも出てくるので、
そちらを参考に。

で、私としては、このクロムキャストを仕事で使うととても便利だったので、それを紹介したい。
プレゼントなどにも良いのですよ。



■Chromecast(クロムキャスト)~仕事で何が便利か?

先にも書いたが、プレゼンや会議に大変使えるのだ。

結論から言えば、ブラウザであるChrome(クロム)で、
Wordやエクセル等のOffice系を表示してやり、
それをChromecast(クロムキャスト)で飛ばしてモニターに映してしまえ、というもの。


実は、ノートPCの画像を別モニターに表示するのは、以外に大変だった。

モニター側の端子と、ノートPC側の端子が合わなかったり、ケーブルが届かなかったり、
せっかく表示されても画角のアクセペクト比があわなくて歪んでしまったり・・・
ちょっと前のノートだと、端子がVGA(※)だったりして、せっかく写した画像が粗い!
なんてこともあった。

(※VGAってこんなの↓)



それが、このChromecast(クロムキャスト)では、劇的に改善されるのだ。


■Chromecast(クロムキャスト)でプレゼンをしよう!必要なもの

必要なのは、以下。

・HDMIに対応したモニター
・無線LANのネットワーク
・無線LANに接続できるPC

Chromecast(クロムキャスト)自体の初期設定方法は、諸先輩方の叡智にお任せ。
今回は、ノートPC側の設定のみで説明する。

つまり、モニター側にはGooglecast(グーグルキャスト)が刺さっているが、
自分のノートPC側にはまだ設定がされてない方を対象。



■前段階として、ここまではできる?

前段階として以下のところまでができてることが前提。
つまり、、ただのChromecastのセッティングなのだが。


・初期設定が完了しているChromecast(クロームキャスト)を用意。
・Chromecast(クロームキャスト)の電源をつなげる。
・Chromecast(クロームキャスト)をモニターに挿す。※hdmi端子に。
・モニターを立ち上げて、Chromecast(クロームキャスト)を指した入力画面に切り替える。

正常にセッティングが終わっていると、Chromecastの読み込みが始まる。

読み込みが完了したら、こんな画面に。
画像はいろいろと変わるらしいが。
※左上にうっすら「Chromecast」の文字

画面左下を見ると、このChromecastがつながっている
無線LANがわかる。これ大事。

Chromecast(クロームキャスト)を挿した時に、初期設定画面になる時は、
そのChromecast Chromecast(クロームキャスト)は未設定。
諸先輩方の叡智を参考に設定を。


■ノートPC側の準備。まずはChromeの画面をモニターに出す。

さて、ここからが今日の本番。


[1]ノートPCにブラウザの「GoogleChrome」をインストールする。

もちろんすでにインストール済みの人はok

◎ダウンロードページ
http://www.google.co.jp/intl/ja/chrome/browser/



[2]GoogleChromeに、クロムキャストのアプリを入れる。

ブラウザのChrome(クロム)は、いろいろなアプリや拡張機能を追加できる。
まずは、「Chromeウェブストア」に行き、そこからChromecast(クロムキャスト)用の
アプリをゲットする。

◎Chromeウェブストア
https://chrome.google.com/webstore/



[3]Chromeウェブストアから「Google cast」を入手

ややこしいが、入手するアプリは「Google Cast」。
※機器がChromecast、アプリがGoogle Cast。私の感覚だと逆なのだけどね。

◎Google Castダウンロードページ
https://chrome.google.com/webstore/search/cast?hl=ja


クリックしてインストール

終わると、右上に「Google Cast」のボタンが追加される。


[4]インストールした「Google Cast」を起動。

右上の、この四角が「Google Cast」のボタン。
これをマウスでクリック。

 下にメニューが開く。wifiのネットワーク名が出るので選択。
このネットワーク名が、Chromecast画面に出ていたネットワーク名と
同じである必要があるはず。

右上の「Google Cast」ボタンが青くなれば、成功。
ついでにタブの右側にも青いアイコンが出ている。

これで終了。
この時点で、モニターにはChromeの画面がそのまま表示されているはず。
タブを切り替えた時は、上記の 「Google Cast」ボタンで、接続しなおしてやる必要があるので注意。

  
■プレゼンの為に・・・Chromeでofficeのファイルを開こう。

で、いよいよプレゼンの為のセッティング。
プレゼンに使う資料は、Microsoft Office系のソフト(WordやExcel)で作れることが多いと思う。

そのファイルがそのままChromeで開ければ、
それがChromecastを通じて外部モニターに表示される、というわけ。

一番簡単な方法は、Googleドライブに必要なデータを保管して、
それをChromeで開き、そのままGooglecastに転送するというもの。

基本は、これでOKなのだけど、私はあえて別の方法を。
というのが、Googleドライブでデータを表示すると、レイアウトが狂ったり、
修正できないファイルがあったりする。

できれば、作ったままのデータをそのまま画面に写したいわけで。


で、もちろん、このままだとOffice系のデータはChromeで開けないので、
必要なアプリをChromeに追加する必要がある。


Chromeウェブストアから「Office Editing for Docs, Sheets, and Slides」アプリを入れる。

ChromeでOffice系データを読めるようにするためのアプリはいくつかあるが、
今回は「Office Editing for Docs, Sheets, and Slides」を紹介。

リアルタイムで編集もできて、便利なやつ。
このリアルタイムでの編集が、プレゼンや会議だとすごく役立つ。
なんなら、空白のワード画面を出しておいて、ホワイトボードのようにも使えるのだ。

というわけで、「Chromeウェブストア」で「Office Editing for Docs, Sheets, and Slides」を検索。
ただの「Office」で検索しても出てくる。


◎Chromeウェブストア
https://chrome.google.com/webstore/

インストール方法は「GoogleCast」と同じ。

インストールが完了すれば終了。
その後、Chromeの画面上に、Office系のデータをドラッグすれば、Chrome上でそのデータを見ることができる。

さあこれで、WordだろうがExcelだろうが、好きに画面に投影ができる。

  
「Office Editing for Docs, Sheets, and Slides」を使ったChromecastプレゼンの長所と短所。


◎長所
・一度Chromeの設定をしてしまえば、その後特に再設定の必要がなく、かなり簡単にChromeの画面をモニターに出せる。

・出力がHDMIなので、非常に絵がキレイ。上記したVGAの出力やプロジェクターの出力だと、小さな文字が潰れてしまうこともあったが、これだとかなり小さいな文字まで表示できる。

・PCにスピーカーを繋げなくても、モニターから音が出せる。パワーポイントなどで作りこんだデータを見せるときは、効果的だろう。

・リアルタイムに、その瞬間にした作業が反映される。

・Chromeさえインストールされていれば、どんなPCからも(無線LANは必要)出せるので、手元の機種を選ばない。


◎短所
・モニターにはブラウザ上のものしか映らない。従って、マウスが映らない!
→選択エリアの色分けは出るので、あるいみそれで事足りるが。
→画像として矢印画像を用意して、それをコピペしたり、マウスで移動することはできる。

・Chromecastに「電源」が必要。 モニターのまわりに電源が無いとアウト。延長コードなどが必要。

・重たい動画などを流すと若干の処理落ちが発生することも。




以上。
短所は私的には気にならなかった。
個人的にはGoogleドライブを使った方法よりも好き。

もう少し使って、感想などを書いていきたい。









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