2018年8月15日水曜日

DELL VOSTRO3350(バッテリーなし)にWindos10をインストールした

Ru知人の古いノートPC「DELL VOSTRO3350」にWindows10をインストールした。

ただこのPC、もともとがwin7であったのに、win10がサポート外!
(昔Win10への自動アップグレードが走った時は慌てて解除したとのこと)

しかもバッテリーがいかれて、アダプターのみで使用していたことで、なかなかスムーズにいかず。忘れないようにメモ。


■用意したもの
・USBメモリ2本(1本でもいける)
・Windows10無償アップグレードのインストーラー
・freedosインストール用のフリーソフト 「Rufus」


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■備考
対象のVostro3350はバッテリーがいかれていて、バッテリーをつないだままだとPCが正常に起動せず。したがってバッテリーを外してアダプターのみで使用している。


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■ Windows10のインストーラーをゲット
かつて無償アップグレードの対象だったwin7、win8のPCでなら、まだwin10に無償アップグレードが可能です。


1.マイクロソフトのページへ
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

2.「PC への Windows 10 のインストールをご希望ですか?」をクリックして、インストールに必要なツール(MediaCreationTool1803.exe)をダウンロードする。

3.ダウンロードしたツールを起動、「ライセンス」などは全て「同意する」を選んで進む。

    ・このPCを今すぐアップグレードする
    ・別のPCのインストールメディアを作成する
を選べるので、下段の「別の~」を選択。次へ。

4.進んで行くと「使用するメディアを選んで下さい」と出るので、PCにUSBメモリを刺しておいてから、「USBフラッシュドライブ(USBメモリ)」を選ぶ。

これでwindows10インストーラーが入ったUSBメモリ(A)が完成。

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■Vostro3350にWindows10をインストール
1.VostroにUSBメモリ(A)を刺して起動。

2.DELLのロゴが出ている時にF12を連打!ブートディスク(起動ディスク)を選べるようにする。

3.ブートの中からUSBを選択。※通常はハードディスクになっている。

4.USBの読み込みが始まりWindows10のインストール開始。

5.途中、クリーンインストールにするために、ハードディスクの中身を全部消して(削除して)、フォーマットもする。

6.インストールが進むなか、何故かブルースクリーンなども出たが、再起動を繰り返しつつ、インストール終了。

※注意
この時、いったん作業を終了するために故障していたバッテリーをつないでしまった。そのせいで次に起動した際にインストールが正常に進まずブラックアウトしてしまう現象が続いた。バッテリーを外したらまた進み始めた。
途中でUSB(A)をノートから抜き忘れて再起動→USBでブート→WIN10のインストールを無限に繰り返してしまった。いったん再起動が始まったらUSBメモリは抜いてよし。

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■インストール後のBIOSとグラフィックドライバーのインストール
以下、つらつらと。

Windowss10はインストールしたが、画面が横伸びしている。どうやらビデオドライバが正常にインストールされていないらしい。
デバイスマネージャーで調べてみたら、ビデオドライバがWindows準拠のものになっている。

Windows10の「Windows UPDATE」を実施して、溜まったアップデートを実行するも治らず。ネットで調べたみたところ、本来ビデオドライバはintelのHD Graphic 3000というドライバーが対応になるらしい?

そこでintelのページから、HD Graphic 3000のWin10、Win8、Win7の32bit用のドライバを入手。それをダウンロードして実行してみたところ、エラーが出てインストールできない!

これまたネットで調べてみたところ、ビデオドライバがインストールできない原因はBIOSのバージョンにあるかもとのこと。

PCを調べてみたところBiosのVer.はA8。

DELLの公式サイトから、Vostro3350の最新のBiosデータを確認したみたところA10という最新データがあった。
そこでこのアップデータ(3350A10.EXE)をダウンロードして実行するも、今度は「バッテリーか無いから更新できず」と英語でエラーが!

この段階でDELLのカスタマーサポートに電話してみたところ、「BIOSのアップデートは電源を確認しているので、ACアダプタがつながってなかったりバッテリーが無かったりするとバージョンアップできません」とにべもない返事。


諦めきれず、さらにネットで調べてみたところ、どうやらPCをDOSで起動して、無理やりBIOSをアップデートする方法があるらしい。

Win98時代とかはMS-DOS起動用のフロッピーとかあったなあ‥と遠い記憶を懐かしみつつ、Windows10でのDOSでの起動方法を確認。
どうやらデフォルトでの起動は無いらしく、FreeDOSなどのフリーのDOSをUSBなどにインストールして、そのUSBメモリから起動するしかないらしい。

そこで、窓の杜からfreedosインストール用のフリーソフト 「Rufus」を入手。
解答して実行し、起動用のメモリ(B)を作成。
※このサイトを参考にさせてもらいました。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/rufus/

このメモリ(B)に、BIOSのアップデータである3350A10.EXEも一緒にコピーしておく。

改めてメモリ(B)をVostro3350に刺して起動。
F12の連打でUSBで起動。
FreeDOSで起動した状態でカレントディレクトリであるUSBメモリはcドライブになっているので、いったんルート(c:)に戻って

c://3350A10.EXE /forceit

を実行。この /forceit がキモで、これで電源周りのチェックを無視してくれるらしい。
確かにそのままBIOSの更新が進み、無事に終了。

Windows10を再起動、先にダウンロードしていた「HD Graphic 3000」のインストーラーを実行してみたところ、今度は正常にインストールが!

念のためにもういちど再起動したところ、無事に画面のサイズも正常に。
これでとりあえず、使用には問題がなくなったか。

Vostro3350自体はDELLがWin10の対象外としていることからも、いろいろと不具合も出そう。あくまでも自己責任で。今回は故障しても良い、ということで触らせてもらったが、BIOS周りのアップデートと詰まった時は、もう投げようかと思った・・・








3 件のコメント :

  1. リコバリー2020年3月30日 23:42

    某ジャンクショップで3550を800円で買ってきたのですが、同様の事象に遭遇し
    困っていました。
    こちらの情報のおかげで無事BIOSアップデート出来ました!

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  2. グラフィックドライバ更新後ブラックアウトし、原因がBIOS更新とわかりバッテリー無しで更新実行NGで困っておりました。助かりました、ありがとうございます。

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  3. 古い記事が役立っているのをみると嬉しいです!

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